西尾寿人くん_大阪府_8歳(1998/7 時点)
1998年2月4日から3月19日:
咳が多く喉の腫れ、37℃~38℃の発熱、頭痛、嘔吐あり。掛かり付けの小児科では風邪との診断。
3月20日:
「散在性脳脊髄炎」と診断され、大阪の箕面市民病院に1週間程度の予定で入院となる。入院時の検査結果は血液中炎症CRO1.52(正常値0.3以下)髄液中細胞(白血球)348(正常値10以下)
入院後にはさらに症状が悪化し、幾度となく薬を変えるけれど快方に向かう気配がない。最悪時は血液中炎症CRP3.15 髄液中細胞3263 発熱も38℃~39℃台。この間ほぼ3日に一度は髄液検査を受けていた。
3月31日:
尿が出なくなり導尿。原因は腰椎神経症状とのこと。腰椎MRI検査の結果、米粒大の炎症を見せられたが素人目には、こんなに小さな炎症が本当に原因?という感じ。さらに脳のMRI検査の結果にも、米粒大の炎症がみられこの時点で、急性散在性脳脊髄炎と病名が変わりステロイド大量投与となった。
4月1日:
頭痛、発熱、嘔吐、吐気全ての症状が消え4月6日導尿が外れる。
4月21日:
再発、病名が再燃性脳脊髄炎に変わる。4月24日脳MRI撮影にて炎症がはっきり映り(MRIあり)、再度ステロイド大量投与。
5月29日:
脳MRI炎症消え、6月3日退院。
6月9日:
再発のため再入院。ステロイド再度大量投与。ステロイドは半年間かけて抜いていくとの方針。
7月18日:
ステロイド(プレドニン)を飲んでいる間は症状が落ち着いているため、退院。通院となる。
生きた血液を映像で確かめるLBEシステムによって血液の動態を観察すると、 赤血球は細胞内液が減少し、変成が多く、またゴーストセルが見られた。 このゴーストセルが多発すると自然治癒力は急激に低下し、体質は悪化するのである。
また、白血球は完全に不活性型となって、血液中の食菌ができない状態であった。 体液の酸性化を改善するために、ステロイド剤の減少と食事療法を試みることにした。
週一回のペースで大阪より来院。確実に元気にはなった。 しかし、油断のためか、動きすぎたのか、10月23日にステロイド剤中止の予定日に右目失明、頭痛、吐き気、微熱が出て、散在性脳脊髄炎の再発と見なされた。
脳の右半球が炎症し、「ステロイドで抑えなければ余命1ヶ月」と診断を受けた。
11月16日:
箕面市民病院にて脳MRI撮影。過去最大の炎症。散在性脳脊髄炎としては、医学会発表レベルと言われた。また写真だけ見ると、多発性硬化症(難病指定)といってもおかしくないとのこと。病院の治療方針は即入院3年ほどステロイドと、他の免疫抑制剤インターフェロンを併用することになるということだったので、どうしても治療方針に賛同できず、病院での治療を断り再度自然医学総合研究所で泊り込み、NRT療法*を続けることにした。このときドクターからはこのままステロイドで炎症を抑えなければ、余命1月とも言われた。またすぐにステロイドを投与したとしても保障できないとも言われた。
11月下旬:
NRT療法*を続け、光も見えず真っ暗だった右目もしだいに暗さが薄れてきて11月下旬から、物の影が見え始め光も見え始めてきた。
12月10日:
視力は1.0まで回復。それで自宅へ戻り以前と同じように週一回のペースに切り替た。
12月14日:
ここまで視力も戻っているので炎症も消えているのではないか?と思い、MRI撮影をしてみたが、前回映った大きな炎症とほぼ変わりがない。なぜ脳の炎症が治まらないのに、視力がほぼ戻り、発熱、頭痛、嘔吐などの症状がないのか疑問に思い、ドクターに確認したが納得のいく回答は得られなかった。
薬の副作用を知り、当院に宿泊し、一日3回のペースで施術を始めたところ、 日に日に体調が回復し、良好となった。 視力の改善率は約10日間に0.2ポイントの割合で回復した。視力は発病前の1.2まで回復。MRIによる脳の炎症もほぼ消えていた。
日付 | 視力 | フリッカー値(CFF) |
平成10年11月5日 | 左1.2 右計測不能 | 左29.38 右23.26 |
平成10年12月10日 | 左1.2 右1.0 | 左35 右28 |
平成11年2月13日 | 左1.2 右1.2 | 左42 右42 |
赤血球は変成やゴーストセルが無くなり、正常となった。
白血球も活性化され、自然治癒力が高まっている事が確認された。 白血球の機能は、一般に食菌作用が知られているが、その他に血管の新生や蘇生に影響する事が最近の研究によって明らかにされている。 この白血球が活性化される事によって、血管内皮細胞が健全になり血液の浸透率が正常になる。 その結果、細胞が活性化され、DNAの合成酵素が分泌されると遺伝子は自然修復される。
炎症した右半球もほとんど回復し、完治間近となった。
その後本人は順調に小学校を卒業。中学の3年間は野球部に所属し、4月には高校へ入学。8月には誕生日を迎え、16歳となりました。
何の障害も残さず、ここまで来れたのも大沼先生と知り合って、NRI療法*を施していただいたお蔭と、本人はもとよりご家族一同大変感謝されていました。
一般に性脳脊髄炎とは、脳内に限局された炎症と捕らえられ、原因は不明のものが多発している。 しかし、SST整体医学理論に基づいて考察すると、胸鎖関節の障害によって生じる鎖骨下動静脈の血流障害によって発生するのである。 この点が現代医学では完全に盲点となっているのである。 このように難病、散在性脳脊髄炎も、 NRT免疫活性療法*により修復されることが、MRIの追跡調査にて証明された。
* NRT免疫活性療法とは ”NATURAL RECOVERY THERAPY” の略語で、生きた血液を画像でチェックし、従来の血液検査では得られなかった質や形状、働きを観察し、血液の状態をよくする事で、 免疫力を強化し且つ、全骨格矯正によって身体すべての細胞を活性化させ病気を克服する療法である。